セキュリティエンジニアの仕事と年収は?必要なスキルと、目指す道すじ
セキュリティエンジニアは、情報システムやネットワークを見張り、攻撃や不正なアクセスから守る技術者です。仕事の中身、使う道具、年収、目指す道すじをまとめました。
まず、結論
どんな仕事?
システムを常に見張り、攻撃を見つけたら止めて、原因を調べる仕事です。 ほかに、守りの強いシステムの設計、弱いところの診断(脆弱性診断)、決まりどおりに守られているかの監査などの仕事もあります。
年収は?
運用・保守の仕事で、スキルの段階が低いうちは420万〜700万円、いちばん高い段階では667.5万〜1,086万円の人が多くなっています(厚生労働省の2023年度の調査)。
未経験から就ける?
学歴や資格は必須ではなく、実績と経験が重視される仕事です。 システムを作るエンジニアやプログラマーから移る人もいます。未経験の人は、まずネットワーク・サーバーの仕事で経験を積みましょう。
スキルの段階ごとの年収
運用・保守の仕事
| レベル1〜2指導を受けながら仕事をする段階。ITパスポート試験・基本情報技術者試験の水準 | 420万〜700万円 |
|---|---|
| レベル3求められた仕事を、自分の力で進められる段階。応用情報技術者試験の水準 | 450万〜700万円 |
| レベル4専門家として仕事を進め、ほかの人に指示できる段階。高度試験の水準 | 510万〜800万円 |
| レベル5以上社内外で、専門家として認められる段階 | 667.5万〜1,086万円 |
レベルは、ITSS(IT Skill Standard。IPA〔情報処理推進機構〕が作った、ITの仕事の能力を7段階で示す物差し)の段階です。金額は、その段階で多くの人が入る範囲です。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「セキュリティエキスパート(オペレーション)」(厚生労働省が2023年度に行った調査)
仕事の中身
不正な侵入を見つける仕組みの記録を見張り、攻撃や異常なアクセスがないかを確認します。 攻撃を見つけたら、被害が広がらないように止めて、どこから入られたかを調べます。 新人のうちは、ベテランの指導を受けながら、記録の分析やセキュリティの装置の操作を1〜2年かけて身につけます。
使う道具
サーバー、パソコン、IPS(Intrusion Prevention System。不正な侵入を防ぐ仕組み)、IDS(Intrusion Detection System。不正な侵入を見つける仕組み)、オンライン会議のツールなどです。 出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「セキュリティエキスパート(オペレーション)」
役立つ資格
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験、情報処理安全確保支援士試験を受験する人がいます。合格すると、手当が付く会社もあります。 ネットワーク・サーバーの仕事から始める道すじは、未経験からインフラエンジニアになるには?にまとめています。
