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未経験からWebエンジニアになるには?キャリアと、身につくこと・年収

Webエンジニアは、ネットショップ・予約サイト・動画の配信サービスのような、Webで使うサービスを作り、改善し続ける技術者です。未経験から目指す人のキャリアと、スキルの段階ごとの年収をまとめました。

まず、結論

  • 結局、何から始めればいい?

    無料の学習サイトで、HTML・CSSを書いてみるところから始めましょう。 HTML(Webページの文章と構造を書く言語)とCSS(色や配置を決める言語)は、ブラウザに表示される画面を作る基本だからです。 面白いと感じたら、JavaScript(ジャバスクリプト)などのプログラミング言語に進みます。独学が続かなければ、質問できるスクールを使いましょう。

  • 未経験でも就職できる?

    学歴や資格は必須ではありません。大学や専門学校でコンピューターを学んだ人が多い一方、職業訓練などで学んで転職する若い社会人もいます。 面接では、自分で作ったWebアプリを見せて、何を作れるかを伝えましょう。スクール・相談先の年齢の条件は、何歳まで、未経験からエンジニアを目指せる?にまとめています。

  • 年収は?

    厚生労働省の調査では、ソフトウェア開発の仕事で、スキルの段階が低いうちは435万〜600万円、いちばん高い段階では550万〜866万円の人が多くなっています。 設計・構築の仕事では、いちばん高い段階で600万〜950万円です。

未経験からのキャリア

  1. ステップ1

    無料の学習サイトで、HTML・CSSを書いてみる

    Webページの文字・色・配置が、どう決まるかがわかります。

    HTML(Webページの文章と構造を書く言語)とCSS(色や配置を決める言語)。書いたものがすぐ画面に出るので、続けられるかを確認しやすい分野です。

  2. ステップ2

    プログラミング言語を1つ選び、簡単なWebアプリを作る

    入力した内容を保存して表示する、ToDoリストや掲示板のようなアプリを作れます。

    Webの開発では、JavaScript(ジャバスクリプト)・PHP(ピーエイチピー)・Ruby(ルビー)などの言語がよく使われます。

  3. ステップ3

    独学が続かなければ、スクールを使う

    講師やメンター(学習の相談に乗る人)に質問しながら、アプリを作り上げるところまで学べます。

    転職の支援を受けられるスクールや、年齢などの条件付きで受講料が無料のスクールもあります。

  4. ステップ4

    作ったものを公開し、ポートフォリオにまとめる

    採用の面接で、自分が何を作れるかを見せられます。

    ポートフォリオ(自分で作ったものをまとめた作品集)。プログラムはGitHub(ギットハブ。プログラムを保存・公開するサービス)に置いて、見てもらえるようにしましょう。

  5. ステップ5

    基本情報技術者試験で、ITの基礎を確認する

    Webエンジニアに必須の資格ではありません。ITの基礎知識があることを示したい人は受験しましょう。

  6. ステップ6

    就職・転職して、開発の仕事を始める

    先輩の指導を受けながら、画面や機能の一部を作り、テストします。

    未経験の人を採用し、研修をしてから配属する会社もあります。

  7. ステップ7

    設計・クラウドの仕事に進む

    どんなWebサービスにするかを決め、画面・データベースを設計できます。

    クラウド(インターネット上で借りるサーバー)での開発や、応用情報技術者試験を次の目標にしましょう。

スキルの段階ごとの年収

ソフトウェア開発の仕事

レベル1〜2指導を受けながら仕事をする段階。ITパスポート試験・基本情報技術者試験の水準435万〜600万円
レベル3求められた仕事を、自分の力で進められる段階。応用情報技術者試験の水準450万〜695万円
レベル4専門家として仕事を進め、ほかの人に指示できる段階。高度試験の水準500万〜750万円
レベル5以上社内外で、専門家として認められる段階550万〜866万円

設計・構築の仕事

レベル1〜2指導を受けながら仕事をする段階。ITパスポート試験・基本情報技術者試験の水準420万〜620万円
レベル3求められた仕事を、自分の力で進められる段階。応用情報技術者試験の水準450万〜700万円
レベル4専門家として仕事を進め、ほかの人に指示できる段階。高度試験の水準500万〜780万円
レベル5以上社内外で、専門家として認められる段階600万〜950万円

レベルは、ITSS(IT Skill Standard。IPA〔情報処理推進機構〕が作った、ITの仕事の能力を7段階で示す物差し)の段階です。金額は、その段階で多くの人が入る範囲です。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「システムエンジニア(Webサービス開発)」(厚生労働省が2023年度に行った調査)

Webエンジニアは、何をする?

どんなサービスにするかをチームで決め、画面・機能・データベース(データを整理して保存する仕組み)を設計して、プログラムを書きます。 作ったものはテストをしてから公開し、公開した後も、使う人の声をもとに改善を続けます。 最近は、サーバーを持たずに、クラウド(インターネット上で借りるサーバー)で作ることが一般的になっています。 仕事の中身は、Webエンジニアの仕事と年収は?にまとめています。

なぜHTML・CSSから?

HTML・CSSは、書いたものがすぐ画面に表示されるので、プログラミングを続けられそうかを確認しやすいためです。 その後、画面に動きを付けるJavaScript、サーバーで動くPHP(ピーエイチピー)・Ruby(ルビー)などに進みます。Webのサービスの開発では、こうした言語がよく使われます。 言語を1つ選んだら、入力した内容を保存して表示する、ToDoリストのような小さなアプリを作ってみましょう。

独学が続かなければ

スクールでは、講師やメンター(学習の質問や進み具合の相談に乗る人)に質問しながら、Webアプリを作り上げるところまで学べます。転職の支援を受けられるスクールもあります。 スクールごとの期間・料金・転職の支援は、Web開発のプログラミングスクールを比較するにまとめています。 受講料が無料のスクールもありますが、年齢や就職先の条件があります。そのため、選ぶ前にプログラミングスクールは何で選ぶ?を読んでおきましょう。 また、雇用保険に入っている人は、対象の講座を修了すると受講料の一部が戻ります。教育訓練給付金は使える?にまとめています。 今の仕事を続けながら学ぶ人は、働きながらプログラミングを学ぶには?も読んでみましょう。

資格は必要?

Webエンジニアに必須の資格はありません。 ただし、ITの基礎知識があることを示したい人は、基本情報技術者試験を目標にしましょう。

就職した後は

先輩の指導を受けながら、画面や機能の一部を作り、テストすることから始めます。 経験を積むと、どんなサービスにするかを決める設計の仕事や、クラウドでの開発に進めます。クラウドは、クラウド・AWSとは?にまとめています。

就職・転職の相談先

ハローワーク(国の無料の窓口)

年齢を問わず使えます。求人を探せるほか、職業訓練(無料か安い費用で受けられる公的な講座)の相談もできます。ITの職業訓練には、Webのプログラミングを学ぶ講座もあります。

転職の支援のあるスクール

Webアプリを作るところまで学び、転職の支援を受けられるスクールがあります。年齢などの条件付きで、受講料が無料のスクールもあります。

未経験から就職・転職する人

ワークポート(転職エージェント)

みんスク

20代で、未経験からITエンジニアを目指す人が対象です。

無料のオンラインのスクールです。開発エンジニアのコース(JavaのコースとPHPのコース)では、ITの基礎とプログラミングの基本を学び、課題を作ります。学びながら、求人の紹介、応募書類の添削、面接の対策を受けられます。

レバレジーズ

ハタラクティブ

正社員として働いた経験がない人や、経験が短い人が対象です。

就職の相談、求人の紹介、履歴書の添削、1社ずつの面接の対策を、無料で受けられます。ITに限らず、いろいろな仕事の求人を扱います。

ジェイック

就職カレッジ

18〜35歳で、フリーター・既卒・第二新卒・離職中などの人が対象です。

就職の相談と、無料の就職支援の講座を受けた後、書類選考なしで複数の企業と面接します。ITに限らず、いろいろな仕事の求人を扱います。

インターノウス(ITエンジニアの転職支援の会社)

プログラマカレッジ

20代で、未経験からITエンジニアとして就職したい人が対象です。

受講料が無料のオンラインのプログラミングスクールです。最短60日の研修でプログラミングを学び、キャリアアドバイザーの就職の支援を受けます。途中でやめても、違約金はかかりません。

新卒で就職する学生

レバテック

レバテックルーキー

2027〜2030年に卒業する学生で、ITエンジニアとして就職したい人が対象です。

ITエンジニアを目指す学生の就職活動を支援するサービスです。アドバイザーとの面談、企業の紹介、エントリーシートの添削、面接の対策、ポートフォリオ(自分で作ったものをまとめた作品集)作りの支援を、無料で受けられます。

シンクトワイス

エンジニア就活

2027年・2028年に卒業する学生で、ITエンジニアの仕事を探す人が対象です。

ITエンジニアの職種に絞った、新卒の求人・インターンシップ・会社説明会を探せるサイトです。プログラミングの経験がない学生も応募できる求人も載っています。会員登録は無料です。

シンクトワイス

TECH-BASE

2028年に卒業する学生(文系・理系を問わず、プログラミングの経験がなくてもよい)が対象です。

就職活動のための、無料のプログラミングのインターンです。オンラインで、1日1時間から、同じ時期に参加した仲間とチームで課題に取り組み、自分の作品を作ります。その後、アドバイザーの就職の支援と企業の紹介を受けられます。

どれも、利用者は無料で、採用した企業が費用を払う仕組みです。対象の条件と、紹介される求人の地域は、申し込む前に公式サイトで確認してください。