インフラエンジニアの仕事と年収は?運用・構築・設計の違い
インフラエンジニアは、サーバー・ネットワーク・クラウドなど、システムの土台を作り、動かし続ける技術者です。仕事の中身、使う道具、年収、未経験からの入り方をまとめました。
まず、結論
どんな仕事?
システムの土台を設計し、作り、止まらないように見張る仕事です。作ることを構築、見張ることを運用・監視と呼びます。 最近は、サーバーを持たずに、クラウド(インターネット上で借りるサーバー)で作ることが多くなっています。
年収は?
設計・構築の仕事で、スキルの段階が低いうちは420万〜620万円、いちばん高い段階では600万〜950万円の人が多くなっています(厚生労働省の2023年度の調査)。 運用・保守の仕事では、いちばん高い段階で667.5万〜1,086万円です。
未経験から就ける?
学歴や資格は必須ではありません。中途の採用では経験が重視されるので、未経験の人は、研修のある会社や、運用・監視から始める求人を探しましょう。
スキルの段階ごとの年収
運用・保守の仕事
| レベル1〜2指導を受けながら仕事をする段階。ITパスポート試験・基本情報技術者試験の水準 | 420万〜700万円 |
|---|---|
| レベル3求められた仕事を、自分の力で進められる段階。応用情報技術者試験の水準 | 450万〜700万円 |
| レベル4専門家として仕事を進め、ほかの人に指示できる段階。高度試験の水準 | 510万〜800万円 |
| レベル5以上社内外で、専門家として認められる段階 | 667.5万〜1,086万円 |
設計・構築の仕事
| レベル1〜2指導を受けながら仕事をする段階。ITパスポート試験・基本情報技術者試験の水準 | 420万〜620万円 |
|---|---|
| レベル3求められた仕事を、自分の力で進められる段階。応用情報技術者試験の水準 | 450万〜700万円 |
| レベル4専門家として仕事を進め、ほかの人に指示できる段階。高度試験の水準 | 500万〜780万円 |
| レベル5以上社内外で、専門家として認められる段階 | 600万〜950万円 |
レベルは、ITSS(IT Skill Standard。IPA〔情報処理推進機構〕が作った、ITの仕事の能力を7段階で示す物差し)の段階です。金額は、その段階で多くの人が入る範囲です。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「運用・管理(IT)」・「システムエンジニア(基盤システム)」(厚生労働省が2023年度に行った調査)
仕事の中身
運用・監視の仕事では、サーバーの使われ方を見張り、トラブルや外部からの攻撃がないかを記録(ログ)で確認します。データやシステムのバックアップも、定期的に取ります。 機械の故障やソフトの異常が起きたら、原因を調べて元に戻します。 構築の仕事では、サーバーを用意してOS(Operating System。コンピューターを動かす基本のソフト)を入れ、記憶装置やネットワークを設定します。 設計の仕事では、使い方に合わせて、どのくらいの性能のサーバーを何台、どうつなぐかを決めます。
使う道具
サーバー、ネットワーク機器、AWS(Amazon Web Services)などのクラウドのサービス、表計算ソフト、資料を作るソフトです。 出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「システムエンジニア(基盤システム)」
役立つ資格
基本情報技術者試験・応用情報技術者試験・ITサービスマネージャ試験(情報処理推進機構の国家試験)、LPIC(エルピック。Linux Professional Institute Certification)とLinuC(リナック)、CCNA(Cisco Certified Network Associate。ネットワークの資格)が役立ちます。LPICとLinuCは、どちらもLinux(リナックス)の技術者の資格です。 出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「運用・管理(IT)」 未経験から目指す道すじは、未経験からインフラエンジニアになるには?にまとめています。
