統計検定とは?2級・3級の形式・受験料・合格基準・合格率
統計検定は、統計学の知識と、データを使って問題を解決する力を評価する検定です。一般財団法人統計質保証推進協会が行い、日本統計学会が公式に認定しています。
まず、結論
どの級から受験する?
統計学を初めて学ぶ人は、3級から受験しましょう。3級は、高校の数学Ⅰの「データの分析」にあたる内容です。 2級は、大学の基礎課程(1・2年次)で学ぶ統計学の内容です。2級の出題範囲は、3級・4級の内容を含みます。
どんな試験?
2級・3級ともCBT(Computer Based Testing。試験会場のコンピューターで解答する方式)で、4〜5肢の選択問題です。 2級は約35問・90分、3級は約30問・60分です。
合格基準は?
2級は100点満点で60点以上、3級は65点以上です。
受験料は?
2級は7,000円、3級は6,000円(税込)です。 学割は、2級が5,000円、3級が4,000円(税込)です。
いつ、どこで受験する?
通年で受験できます。オデッセイコミュニケーションズ(CBTの試験を運営する会社)の試験会場を検索し、会場に直接申し込みます。
合格率は?
2025年は、2級が46.1%、3級が54.2%でした。
2級の出題範囲
3級・4級の内容に加えて、次の内容が出題されます。 1変数データ(中心傾向の指標、散らばりの指標、時系列データの処理) 2変数以上のデータ(散布図と相関、カテゴリカルデータの解析、単回帰と予測) 推測のためのデータ収集法(観察研究と実験研究、各種の標本調査法) 確率(ベイズの定理) 確率分布・標本分布 推定(区間推定) 仮説検定(p値、2種類の過誤、母平均・母比率・母分散の検定) カイ二乗検定 線形モデル(回帰分析、実験計画) 出典:統計検定「[統計検定2級](https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/)」
3級の出題範囲
データの種類、標本調査と実験、統計グラフとデータの集計、時系列データ、データの散らばりの指標、相関と回帰、確率、確率分布、統計的な推測(区間推定・仮説検定)が出題されます。 基本的な用語や概念の定義を問う問題(統計リテラシー)と、2つ以上の用語や概念の関連を問う問題(統計的推論)の2種類です。 出典:統計検定「[統計検定3級](https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade3/)」
当日のこと
四則演算・百分率・平方根の計算ができる普通の電卓を、1台まで持ち込めます。関数電卓や携帯電話の電卓は使えません。 解答に必要な統計数値表は、試験会場で配られます。 試験の直後に、結果のレポートが表示されます。合格証は4〜6週間後に送られ、オープンバッジ(資格をオンラインで証明できるデジタルの証明書)は試験日の翌月の第3週に発行されます。
申し込みのきまり
申し込んだ後は、試験日や級を変えることも、キャンセル(返金)もできません。 同じ級を2回目以降に受験するときは、前回の受験から7日以上あける必要があります。 出典:統計検定「[統計検定準1級〜4級・調査士系・データサイエンス(DS)系 試験要項](https://www.toukei-kentei.jp/info/other_grades_apply/)」
合格率の推移
2級は、2021年が48.0%、2022年が49.9%、2023年が49.1%、2024年が48.1%、2025年が46.1%でした。 3級は、2021年が61.9%、2022年が57.1%、2023年が53.9%、2024年が56.5%、2025年が54.2%でした。 出典:統計検定「[過去の受験データ](https://www.toukei-kentei.jp/info/past_data)」
データサイエンスの区分
統計検定には、データサイエンス基礎(DS基礎)・データサイエンス発展(DS発展)・データサイエンスエキスパート(DSエキスパート)の3つの区分もあります。 受験料は、DS基礎が7,000円、DS発展が6,000円、DSエキスパートが8,000円(税込)です。 2025年の合格率は、DS基礎が66.2%、DS発展が61.5%、DSエキスパートが23.4%でした。 データサイエンティスト協会が行うDS検定(データサイエンティスト検定)とは別の試験です。
教材を選ぶなら
3級の講座は統計検定3級の講座をスクールで比較する、2級の講座は統計検定2級の講座をスクールで比較するで比較できます。 本は、統計検定3級のテキスト 2種類を比較すると統計検定2級のテキスト 5種類を比較するで比較できます。 日本統計学会が編集した公式の問題集は、『日本統計学会公式認定 統計検定2級 公式問題集』と『日本統計学会公式認定 統計検定3級・4級 公式問題集』です。 出典:統計検定「[公式テキスト・問題集](https://www.toukei-kentei.jp/preparation/books/)」
