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高度試験とは?8つの試験の違い・形式・合格基準

高度試験は、それぞれの専門の分野で仕事を主導する人に向けた、8つの国家試験です。IPA(情報処理推進機構)が、2026年度は前期と後期に分けて、試験会場のコンピューターで解答する方式で行います。受験料は7,500円(税込)です。

まず、結論

  • どれを受験すればいい?

    自分の仕事の分野に合う試験を選びます。 8つの試験は、仕事の分野ごとに分かれています。

  • どんな試験?

    4つの科目を、2日に分けて受験します。 1日目は、科目A-1(50分で30問)と科目A-2(40分で25問)です。どちらも四肢択一式(4つの選択肢から1つを選ぶ問題)です。 2日目は、科目B-1(90分の記述式)と科目B-2(120分)です。

  • 合格基準は?

    4つの科目が、すべて基準点以上なら合格です。 科目A-1・科目A-2・科目B-1は、100点満点で60点以上です。 科目B-2は、ネットワークスペシャリスト試験とデータベーススペシャリスト試験は100点満点で60点以上、ほかの6つの試験は評価が「A」です。

  • 科目A-1を免除できる?

    応用情報技術者試験に合格すると、その後2年間、科目A-1が免除されます。 高度試験か情報処理安全確保支援士試験に合格した人、科目A-1で基準点以上を取った人も、2年間免除されます。

  • 2027年度から変わる?

    今の高度試験は、2026年度の試験で終わる予定です。 2027年度からは、応用情報技術者試験とまとめて、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の3つの区分に組み直す案です。

8つの試験の対象となる人

ITストラテジスト試験は、ITを使って事業を改革するための基本戦略を立て、提案し、進める人が対象です。 システムアーキテクト試験は、システムの開発に必要な要件を決め、システムの構成を設計し、開発を主導する人が対象です。 プロジェクトマネージャ試験は、システム開発のプロジェクトを管理する人が対象です。 ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークの技術の専門家として、システムの基盤づくりの中心になる人が対象です。 データベーススペシャリスト試験は、データベースの技術の専門家として、システムの基盤づくりの中心になる人が対象です。 エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組込みシステム(機械や家電などに組み込むコンピューターのシステム)の設計・開発を主導する人が対象です。 ITサービスマネージャ試験は、ITのサービスの計画・提供・改善を指揮し、管理する人が対象です。 システム監査技術者試験は、監査する相手から独立した立場で情報システムを検証・評価し、保証や助言をする人が対象です。

レベル

IPAは、高度試験の水準を、レベル4の前提となる水準としています。 レベル4は、高度な知識・スキルを持ち、専門家として仕事を進め、経験をもとに作業を指示できる水準です。 ほかのレベルの試験は、IPAの試験の区分で確認できます。

科目Bの形式

科目B-1は、記述式の3問から2問を選びます。エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、2問から1問を選びます。 科目B-2は、論述式(テーマに沿って文章を書く問題)の2問から1問を選びます。エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、論述式の3問から1問を選びます。 ネットワークスペシャリスト試験とデータベーススペシャリスト試験の科目B-2は、記述式の2問から1問を選びます。

採点のしかた

科目A-1・科目A-2が基準点に届かないと、科目B-1・科目B-2は採点されません。 科目B-1が基準点に届かないと、科目B-2は採点されません。 論述式の科目B-2は、A・B・C・Dの4段階で評価し、Aだけが合格です。 出典:IPA「試験要綱・シラバスなど」

2026年度の日程

前期は、ITストラテジスト試験・システムアーキテクト試験・ネットワークスペシャリスト試験・ITサービスマネージャ試験です。 前期の申し込みは2026年10月6日から10月24日まで、科目A-1・科目A-2は10月17日から10月27日まで、科目B-1・科目B-2は11月11日から11月23日までです。 後期は、プロジェクトマネージャ試験・データベーススペシャリスト試験・エンベデッドシステムスペシャリスト試験・システム監査技術者試験です。 後期の申し込みは2027年1月27日から2月27日まで、科目A-1・科目A-2は2月20日から3月2日まで、科目B-1・科目B-2は3月16日から3月28日までです。 出典:IPA「スケジュール、手数料など」

2027年度からの新しい試験(案)

経済産業省とIPAは、2027年度から新しい試験制度に移る案を公表しています。今の試験制度は、2026年度の試験で終わる予定です。 高度試験と応用情報技術者試験は、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の「マネジメント」「データ・AI」「システム」の3つの区分に組み直す案です。 新しい試験は、2027年度夏ごろから秋ごろに始まる予定です。 IPAは、新しい試験にも今の高度試験と同じような免除の制度を設けることと、今の高度試験で一部の科目の免除の条件を満たした人が一定の期間、新しい試験でも一部の科目を免除されることを検討しています。 出典:IPA「試験制度の見直しについて」

情報処理安全確保支援士試験との違い

情報処理安全確保支援士試験は、サイバーセキュリティの専門家に向けた試験で、高度試験と同じ水準です。